NGES職人プログラムの参加者 (林業, 男)

林業分野の職業訓練に関しては今まで前例がなかったため、NGESさんには無理を言って訓練が受けられるところまで漕ぎ着けていただきました。訓練先の選定はNGESさんの強力なサポートを得て行われました。いくつか訓練先の候補があった中、シュトゥットガルトの職業訓練所で3日間の事前研修を行うから参加しないかという連絡をいただき、とても良い機会だと考え参加することにしました。

ドイツの森で働きながらドイツ式林業を学びたい。そんな思いが芽生えたのは今から2年ほど前でした。そして今、その夢の第一歩を踏み出そうとしています。

林業分野の職業訓練に関しては今まで前例がなかったため、NGESさんには無理を言って訓練が受けられるところまで漕ぎ着けていただきました。たくさんの方のご協力に感謝しながら、五感をフル活用してドイツの林業を学び、いつの日か自分が学んだことを将来の日本の林業に役立てられるよう、ドイツの森で日々訓練に励もうと思います。

◆訓練先が決まるまで
 訓練先の選定はNGESさんの強力なサポートを得て行われました。いくつか訓練先の候補があった中、シュトゥットガルトの職業訓練所で3日間の事前研修を行うから参加しないかという連絡をいただき、とても良い機会だと考え参加することにしました。研修の受講者は私も含めて5人。私以外は全員17、8歳の若者でした。研修の内容は、薪割りに始まり伐採された木の枝払い、立木の枝打ち、チェンソーの始動、ツリークライミングといったフィールドワークに加え、鳥の巣箱や樹木の伐採に使う楔(くさび)を作る木工作業、鋸の歯の目立ての練習など、様々な作業を行いました。そしてさらに、2日目の最後に数学のテストを受けました。どうやらこの研修は林業の適正試験も兼ねていたようなのです。まさかの展開に私はかなり焦って冷や汗ダラダラでしたが、ドイツ語の問題文の意味が分からず困っている私を見かねたフォレスター(森林官)の方が英語で説明してくださり、何とか解くことができました。
 この3日間一緒に研修を受けたメンバーは、まさかの日本人の登場に戸惑っている様子でしたが、渡独後約一ヶ月でドイツ語での会話がままならない私に作業のやり方を教えてくれたり、ホテルから通っている私のためにパンを持ってきてくれたりと本当に親切にしてもらいました。
 事前研修で熱心に指導をしてくださったフォレスターやマイスター、訓練を行う森林の環境に惚れ込んだ私は、ここで訓練を受けたいと心から願っていたところ、研修から数週間後にこの訓練所に受け入れてもらえるという連絡をいただくことができました。無事に訓練先が決まりほっと胸をなでおろしたと同時に、嬉しさが込み上げてきました。

◆語学研修について
 語学学校には多くの国から学生が集まってきているため、この数ヶ月で世界各国の友人ができて何だか不思議な感覚に包まれています。クラスメイトはみんなとてもフレンドリーで、一緒に外に出かけたり、ビールを飲みながら世間話をしたり、ミュンヘンで手に入る食材を使って日本食を振舞ったりと楽しい生活を送っています。どんどんドイツ語が上達していく友人を見ていて、思うように意思が伝えられない自分にもどかしさを感じることもありますが、マイペースにドイツをの勉強に励んでいます。林業は専門用語がとても多いため、最近は専門書を購入して訓練で使いそうな用語の予習をしています。訓練開始まで残り一ヶ月を切りました。ドイツ語の勉強もラストスパートをかけようと思います。

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