NGES職人プログラムの参加者 (製パン, 女)

海外旅行すら慣れていなかった私にとって、プロの方によるサポートは大変有り難く、おかげで渡航直前まで、大好きだった前職の仕事に集中することが出来ました。渡独後も、 NGES のスタッフの方には 様々な面で支えて頂いていて、その分、ドイツ語の勉強や日々の生活に落ち着いて向き合うことが出来ています。

子供の頃からパンやお菓子作りが大好きだった私。特に「発酵」が必要なパン作りはまさに生き物との対話で、その面白さにすっかりハマってしまいました。またその頃からドイツのどっしりと貫禄あるパンや素朴なケーキに憧れていて、いつしか「ドイツの食文化の中できちんとパンを学んでみたい」という夢を抱くようになりました。
 就職後もパン作りへの熱が冷めることはなく、社会人7年目にしてついにドイツ留学を決意。同時に、ドイツ独特の職人養成制度「Ausbildung 」に強い関心を持ち、NGESさんのプログラムへ応募しました。本来、海外留学のための準備や研修先探しを、一から全て自力で行う方が学びは多いかもしれませんし、プログラム参加にはお金もかかります。しかし、当時ドイツ語はA1レベル、海外旅行すら慣れていなかった私にとって、プロの方によるサポートは大変有り難く、おかげで渡航直前まで、大好きだった前職の仕事に集中することが出来ました。
 渡独後も、 NGES のスタッフの方には 様々な面で支えて頂いていて、その分、ドイツ語の勉強や日々の生活に落ち着いて向き合うことが出来ています。現在は時々Tandempartner (外国語を学びたい者同士が互いにパートナーとなり、それぞれの母国語を教え合う)と会って語学の向上を目指しつつ、週末にはクラスメイトとホームパーティをしたりして異文化交流を楽しんでいます。世界中から生徒の集まる語学学校は実に国際色豊か!私にとって、パン修行とはまた違う貴重な時間となりそうです。
 今滞在中のミュンヘンは、とても素敵なところです。ほどよく都会で文化的・歴史的な名所も多い一方、緑豊かで広い公園が幾つもあるのも魅力的。最近は治安の面で心配もありますが、それはドイツだけの問題ではありません。もちろん油断は出来ませんが、今は状況を冷静に受け止め、日々を楽しむことにしています。
 Ausbildung期間は約3年。高校なら、まさに入学から卒業までですね。長いようで、きっと風のように過ぎてしまうことでしょう。修行前の今は未知のことばかりで、ワクワクより不安の方が大きいですが、ドイツでの日々を意義あるものに出来るかどうかは私次第。あれこれ悩みすぎず一日一日を丁寧に積み重ねていけば、結果はあとから着いてくると信じています。そして10年後に振り返ったとき「ドイツで学んでよかった」と笑えるよう、悔いのないようしっかり勉強し、パン作りの知識と表現の幅を拡げていきたいです。

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