23.12.2021義肢装具づくり職人プログラム2026
義肢装具づくりはとてもやりがいのある仕事です。あなたが作った義肢装具で多くの人たちの生活が豊かになります。
ドイツには義肢装具の技術者を育成するために、”デュアルシステム”というユニークな仕組みがあります。マイスターの工房と専門の学校の両方に通うシステムで、マイスターからは専門的かつ実用的な技術と、学校では最新かつ高度な知識を学ぶことができます。義肢装具の技術革新は目覚ましく、とても高機能でおしゃれに仕上げられています。
すでに義肢装具士の資格をお持ちの方が、さらに知見を広める機会にもなるでしょう。しかし、経験がなくてもやる気のある人ならば、このプログラムに応募することができます。
このビデオでは、ドイツの義肢装具者の仕事を紹介しています。
映像には音がありませんが、ご参考までに。
日本で義肢装具の会社や義肢装具士と連携した治療の経験がある医師が治療の経験がある医師が、NGESの職人プログラムに興味を持っていただき、お話しをする機会があったので、日本とドイツにおける義肢装具士の働き方やあり方の違いについて、どのように考えておられるか、意見を伺いました。現在、職人プログラムへの参加をご検討中の方にもとても参考になるお話だと感じたので、皆さまにもご紹介いたします。
„日本とドイツでの義肢装具士としての働き方の違いについて根本的に、ドイツと日本との大きな違いとして、
・障害に対する向き合い方の違い
・義足・装具の適応となる疾患や年齢,活動量の違い
があると考えています。
日本であれば外出しないであろうレベルの身体機能の方が,あらゆる歩行補助具を用いて買い物やトラムに乗って出かけているシーンを多く見ます.彼らは必要に応じて周囲の方の介助を受けていますが,周囲は「手助けするのは当然」という反応であり,ご本人も積極的にヘルプを出して快く介助を受け入れています。このようなattitudeにとどまらず,ドイツでは義足や装具がポジティブなイメージを持たれている印象です.非常にクールな義足を隠そうとせず,電車に乗ったり美しい歩容で闊歩している姿が日常生活において珍しくありません。このような土壌にあり,当然,患者さん(ユーザー)の義足や装具に対するニーズも日本とは異なる部分が多く,おそらく「攻め」の装具診察・装具作製になっていくものと考えます。日本では,義肢・装具製作のオーダーを形式上出しているような医師が多くいる地域があります。ドイツ義肢装具会社の話では,多くの医療機関が,医師による装具診察の時点で義肢装具士がプロフェッショナルとして参加しているとのことでした。このことは装具完成までの日数やメンテナンスのタイミングだけでなく,患者さんとの信頼関係にも大きく影響すると考えます。おそらく,これだけでなくドイツと日本の保険制度の違いなどで作製される義足・装具の違い等もあるかと思います。“
ドイツで仕事をしながら、国家資格「義肢装具ゲゼレ」取得を目指すプログラム:
応募資格と選考
参加ご希望の方は 履歴書、応募理由 (600字以内)、自己PR、写真 (添付ファイル可)をメールまたは郵便にてお送りくだ さい。また採用数にも限りがございますので、出来るだけ早めのご応募をおすすめしております。
皆さまからのご応募をお待ちしております!
2026年職人プログラムに関して応募締め切り:2025年12月01日
Email: info@nges.de