04.06.2020NGES職人プログラムの参加者:整形靴 (男)
職人制度の中間試験に合格しましたNGESプログラムの参加者からです:
・未経験分野への挑戦
日本では異業種に従事していた僕にとって、整形靴に関する知識・技術はゼロの状態からAusbildungが始まりました。
経験者であれば、ドイツ語の理解が困難であっても推測をしながら取り組むことは可能ですが、それができないハードルはとても高いです。常にインターネットを駆使しながら、ドイツ語・日本語を比較して日々の仕事・勉強に励んでいます。
しかしながら時間を重ねていくにつれ、研修先の職場や職業学校で積極的にコミュニケーションを図ることができるようになり、不明点などを好意的に解説してもらえる機会が増えてきたと最近では感じます。
「外国での暮らし」と「新しい分野への挑戦」はどちらも大変なことばかりですが、環境に慣れていくことで解決される問題も多くあります。
・同期との出会い
同じタイミングでAusbildungを始める日本人と語学学校で知り合えることが、本プログラムにおけるメリットでもあります。
初めての体験、予想していなかったことばかりのドイツ生活において、同じ境遇に身を置く日本人同士で助け合えることは何よりの支えです。語学学校期間が終了すると、各参加者は自身の研修先へと移り住むこととなりますが、Ausbildungに取り組む外国人は稀だからこそ、その状況を理解し合える同期がいることは強い励みとなるはずです。
・ドイツ語でのコミュニケーション
本プログラムでは、渡航からの約半年間を語学学校で過ごします。
しかし、半年の学習期間を終えた時点でのドイツ語レベルは「なんとかコミュニケーションができる」程度で、職場では「そのドイツ語をなんとかしろ!」と毎日注意されていました。また、職業学校では専門科目に加え、経済、宗教、公民、英語、ドイツ語(所謂、国語)が必修ですが、内容は半分程度しか満足に理解できず、いつもクラスメイトや先生に頼りながら乗り切っている状況です。
僕にとってドイツ語習得の壁は高く、渡独から2年が過ぎた今でもプライベートで語学学校へ通っています。言語の習得方法やその期間は人それぞれですが、ドイツ語での満足なコミュニケーションはまだまだ先の話かなと感じています。